
20年前、鹿児島に引っ越す人のオーダーで写真のパネル(600?×900?×2枚)を作りました。オリジナルはスイスにあるマルク・シャガールのパネルで、高さは4メーターくらいあるものらしいですが、その頂上部分で、シャガール独特のペイントがあります。が、ペイントは出来ないので、ガラスだけでしました。
実は、20年前と言いますと、ステンドグラスを始めてまだ一年経っていませんでした。なぜしたかというと、大きな作品を作るチャンスだったからです
。引っ越しのお祝いもあったし、何よりそのチャンスをくれたので、材料費くらいしかもらわなかったけれど、それで良かったですね
。その数年後に、一流の建設会社と組み大きな作品をつくりました。


さて、マリコ・シャガール、鹿児島の空に輝いているはずですが、まだ見たことはなく、最初の頃はよく三田にきていたその持ち主も10年ほど前から音信不通になりました。こちらの仲間内で「鹿児島と連絡がとれない!」ということがあり、みんなでいろいろ手を尽くしましたが、結局そのままになってしまいました。
最近になって、アトリエを片付けていたら、マリコ・シャガールの写真が出て来て、新しくパネルにして壁に掛けました。6日前のことです。
すると
昨日、
鹿児島からショートメールが来ました。前に心配をかけて気になっていた、という短いメールでしたが、そんなことがあるんだなあと、ビックリです。
梅雨に入って、梅雨が開けたら、鹿児島に行こうと思っています。

ピンクと紫の腕輪は、4〜5年前になるでしょうか、母がデイサービスで作ったものです。もらっていたのですが、長く持っていました。母が作った、というだけの理由でした。
2年前に、大変に面倒な人に出くわした
ことで、腕数珠が要ると思ったので、母のビーズの腕輪をお数珠にしました。

最初は、いかにもオモチャにみえたものですが、なんと、オモチャの腕輪は見事にわたしを護るお数珠になりました。本当です
。そして、それは、一年半にもなりました。

一年半は意味があります。その日は昨年の12月6日でしたが、パパのお墓に参って帰り道に坂道で滑り足首の骨折というお怪我をしました。そのあとは、まあ、サバイバルなんですが
、近所の方たちに助けていただいて、救急車で病院にはこばれました。

救急治療室のストレッチャーの上で、ビーズのお数珠がないことに気がつきました。青い腕輪もオモチャのようなものではありますが、これは京都国立博物館の「天台宗のすべて」展で買ったものです。いつも2つの腕輪をつけているのですが、母のビーズのは、怪我をした時に落としたようで、私を護ってくれたのでした。
昨日、夕方、なんと、その腕輪が出てきました!
ふと目に入ったのです。

どこからかというと、なんと家の下の県道で、パパのお仕事場の窓の下あたりでした
。昨日の朝もその前の日も、もっと前から歩いていたから、気がつかないはずはなかったのに、昨日の夕方に突然現れたとしか思えません。本当に不思議なことでした。

ビーズはたくさんたくさん歩いてきたようにキズだらけでした(写真)。不思議なことですが、素晴らしいですね。
これは、パパでしょう
。パパしか出来ないです。パパが、私を護り、私の周りのことを調(ととの)えようとしてくれています
。




「The path can be found in our everyday lives. 道はその日その日の暮らしの中に」
写真上はいつもの川沿いの散歩道。ヨーロッパの小さな町のようでいいね

写真下は集芸館のお庭。

本当に不思議なことに、あんなに痛かったお膝が今は痛くなくて、ここ数日はサポーターもしていません。
この調子この調子
とかって、今朝はたくさんウォーキングをしました。写真はいつもの散歩道からみる我が家。

入院中に決意した「生き方を変える」を実行する時が来たということですね
。





お怪我から5ヶ月半、退院から3ヶ月半が経ちました。おかげさまで、順調に良くなっています。多分、お怪我の足首は治っていると思います。1日立っていると浮腫んだりはしますが、よく休むと普通の"足首"になってうれしいです。
お膝が痛いのですが、なんとか長持ちさせるべく、いろんな方法を試しています
。すると、この間から不思議に痛みもなくなり、え?え?え?って感じですが、本当に魔法のように楽になり、今朝はわりと遠くまでウォーキングをしました。

調子にのるとまた足が痛くなるんですけどね
。

さて、パパの遺していた焼き物も、思いがけなく焼いてもらえる窯元さんと出合いました。今回は施釉(釉薬を掛ける)もお願いしました。やわらかい、まったりとした焼き上がりでとてもいい感じです。
一番上は、以前にお訊ね戴いたお客様に見ていただくためにアップしました。二番目から3枚は私が描いた絵です。チェリーちゃんがスケルトンの長靴を履いています。私が、長靴に足を入れるときに怖くて何度もひっくり返したりしてからはくので、「スケルトンの長靴がいいわ」というと、パパが「それは気持ちが悪い」といいました。その絵ですw。
いちばん下は、木の枝越しに眺める我が家。パパのお仕事場と青いお屋根の離れと、孫ちゃん一家の家。