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芥川龍之介の恋

片付けものをしながら、送られてきたDMを見ていたら、芥川龍之介の恋について書いてありました。
大正13年、室生犀星に誘われて軽井沢に投宿した龍之介は、歌人で翻訳家の片山廣子に出会います。龍之介32歳、廣子46歳。他の文学者たちとも交流しながら、親しみは次第に恋心へと変わっていったそうです。その辺りを、龍之介は友人や室生犀星たちに宛てた手紙に書いていて、なかなかちょっといいですよ。その年の夏は終わり、二人はそれぞれ東京に帰りますが、手紙を交わしたり歌に詠んだり、交流は続いたとか。
しかしながら、次の年の夏、再び軽井沢を訪れ廣子と再会するも、龍之介の心境に変化が生じていたそうです。というか、妻子ある身として、龍之介は廣子への想いを絶ち切ろうとしたようだと解説にはあります。その2年後(出会いから3年後)龍之介は自殺をするわけですが、遺稿になった 【或阿呆の一生(あるあほうのいっしょう)】 にも廣子のことに触れているそうです。また、葬儀には廣子も参列したそうで、龍之介の妻がヒヤリとしたものを感じて、思わず廻りを見まわしました、と書き残しています。いいなあ。今の世の中、ちゃらちゃらし過ぎていまして総バカですよ。或阿呆(あるあほう)なんて、切なくなってきます。
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