

昨日30日は大安で、ガス窯を「焼いて貰う」予定でした。そもそも、パパが遺した素焼きをどうしようかということから、私が釉薬を掛けて窯に詰めたら、焼いてくれる人があったのです。他にも、有難いことに、パパを懐かしがってくれる人たちが励ましてくれて、いよいよ窯焼きを迎えました。前日の29日には、ガスの会社から来てくれて、最後の点検があり、私たちも手順など確認することになっていました。
その29日の朝、いつものウォーキングをしていると、ガサッ!と音がして、水田の中に「鹿」がいました。綺麗な大人の鹿でした。鹿は私の先を走っては止まり(写真上)、水田の中を駆けてまた立ち止まり(写真下)ました。美しい鹿で、まるで私を待っていたようにゆっくりだったので、"動画"が撮れたものを、動画ではなく写真2枚ですが。
さて、ガス会社の人たちがきてくれて見てもらっていると、何と
"ガス"を"ボンベ"から"ガス窯に送る機械"が動いていないことがわかりました。原因はいくつもあるようで、まず一年半は使ってなかったことの他に、"ベーパライザー"というその機械の問題でした。年式も古く、今、他の窯元さんでも同じようなことになっているそうです。つまり、窯は焼けないということでした。

焼く方法はありましたが、この機会に窯を終うことを決めました。予定では2・3回窯を焼いてもらって、この半年か一年以内に窯を終うつもりでしたが、思いがけなく窯終いが早くなりました。その場で、ガスボンベなどの撤去もお願いしました。窯に詰めたものはまた出して窯元さんにお願いして焼いてもらいます。
あの綺麗な鹿はパパだったのかなと思いますよ。パパが、「そこまでしたんだから(やかなくて)ええやん
」ってね。きっとね
。

