
25 問わず語りに
病室は4人部屋です。私がいちばん古く
て、5日ほど後の人が次に古い人。みんなそれぞれに入院の理由があり、当然人生も色々で、コロナもあるし、同室だからと親しく話しかけたりかけられたりということはないです。まあ、ちょっと顔をみたら挨拶
くらいが作法です。


昨日の朝、一人入ってこられました。何かの処置入院のようです。怖がりさんで「コワイ((( ;゚Д゚)))」「コワイ」ばかり言われていました。ずっと
。それが朝のことで、

午後には無事に処置も済み、誰が"コワイコワイ"言うてたの?みたいにすっかり落ち着かれてやれやれでした。が、なんと、"2番目の人"とこの"怖がりさん"が小学校と中学校の同級生だったのがわかりまして
実に66年ぶり(二人の歳は78歳)の再会でした。素晴らしいですね


下の名前で呼びあって、隣のベッドで、問わず語りに思い出話をしているの
。同級生の一人に「電話をしてみるわ」ってことがありましたが、なかなか上手くいかず
、ああでもない、こうでもない、というので、(私もあまり得意ではないけど)助っ人しました
。



電話がかかってきて、スピーカーで話してるからまる聞こえ
なんだけど、いいものでしたよ。

きっと、いろいろなことがあったはずの人生なのに 、長い長い年月が一枚の写真を眺めるような感じで聞いていました。夜も、旅館のように隣り合わせのベッドで、話しかけては眠り、また話をしていつの間にか寝ていました。
写真の犬ちゃん(ハンドタオル)は犬好きのわたしに娘から。この子を"マリえもん"と名付けましょう。
右は4人の孫ちゃんの一番下の子がくれたお手紙です。"なおっていないすがた""なおったすがた"というイラストがシュール
ですw。
