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ひよこ色のエックス(X) 63

63   山のなまえ
 
病棟は丹波篠山市の(お城の)北側で、なかなか一望の写真が撮れませんが、登山愛好家にはよく知られている"多紀連山(多紀アルプス)が見渡せます。クリンソウの原生地もあるそうです。
 
せっかくなので、お山の名前を知りたいのですが、どうしたらいいのか、今は方法がわからない。お山のぼりの地図はたまたま持っていましたが、このお山さんがこの名前!というのがあるはずで、指示屋しますか。お山の名前のパンフレットさがしてきて
 
さて、15年ほど前でしょうか。お庭でのイベントを取材にきてくれた記者さんに「次は何をしますか?」って訊かれました。「そうねえ"木の名前を覚え"に森に行こうかなあ」記者さんは「おいいですね」そして、新聞記事に、次は"木の名前を覚えに森に行く会"と載せました。
 
小さな新聞だったのですが独り歩きした名前は県民局のお目に止まり、丹波の森公苑という施設から"木の名前を覚えに森に行く会"のフィールド提供のお申し出がありました。バリバリの専門家も4人付きました。それを某大手新聞の学芸担当だったお友だちに知らせると彼も「いいねえ」と言いましたね、小さな"告知"の記事を載せてくれました。
 
かくして、お庭で「そうねえ、"木の名前を覚えに"森にいこーかなあ」と、なあーんにも考えないで言ったひと言は、大ブレイクしたわけです。だって、ただの"自然観察会"でしょ。某大手新聞の小さな告知記事もさすがでした。近畿の端からも参加希望者がありました。人数制限(80名)をしたほどでした。インストラクターは揃って美人の4人、「Speed(スピード)の皆さんです」とご紹介しましたね。
 
"木の名前ー"の会は、その後フィールドを変えながら何回か開催しました。その時に、当時5歳くらいの頭のいい坊やが参加してくれました。たまたま私の娘が勤めていた小学校の幼稚園部だったので、娘の名前とか言わなかったのですが、ある日、坊やがお姉ちゃんに訊きました。「先生、先生はもしかして、まり子さんのこども?」
 
子どもに"こども?"と訊かれるのが、最高にいいですね
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