
97 "かじゅう"と"おんじし"
今、リハビリで"荷重3分の一"で大感激していますが、実は、今回まで"かじゅう"は"加重"とばかり思っていました
。聞いたことはあったのです。23年前に、股関節で入院した時に、リハビリ室でとなりの人やまわりの人が「かじゅう」「かじゅう」と言っていたので、「"果汁"100%みたい
」とか言いながら、(それはないやろ?)と、でも頭の中には"体重を加える"ことなんだろうな
と思っていました。今回は足首だったので、段階の荷重を体験しましたが、股関節はそれはなかったので、23年前から、思い違いというのか違った字を思い込んだままでした。お恥ずかしい
。




もう1つ、お恥ずかしい話があります。
当時、股関節の手術をした患者と、手術を予定している人と、お医者様たちの懇親会が年に一回だったか二回だったかありました。今でもあるのでしょう。わたしも何回か出席しましたが、最初の時、会場はヒルトンホテル(大阪)でしたが、ひどく遅れてしまって、中は盛り上がっていて拍手や笑い声が聞こえてくるし
。入りにくくてますます気後れして困ったな
と思っていたところに、大変にお偉い先生で、その懇親会も先生のお名前の会というO教授が来られました。


私に「おっ、入ろう
」と言われて、ホテルの人がドアを開けてくれたので一緒に付いて入りました。もちろんO教授にに決まっていますが大変な拍手で迎えられましたよ。なんか、結婚式みたいでね
可笑しかったですよ。ただ、私の席に座ると、古くから会を仕切っておられた方々のちょっとキビシイ視線を感じました(教授と一緒に入ったから)。


さて、雑談の時に、当時知り合いが脚の手術を考えていて、阪大よりも当時O教授がおられた病院が良いということで、懇親会の時に訊いてみると約束をしていました。それが、なんと、結婚式の入場みたいなハプニングのおかげで、O教授には話しやすくて、教授は「来てもらって
。あなたの紹介状でいいからね
」と言われました。(これって、、、すごいすごい話なんですよ
。



それで、ちょうど隣におられたわたしのドクターに(今の話!
みたいに)「わたしの紹介状ですって
」「"おんたいし"と書くのね」と言ったんです。紹介状は何度も何度も見ていて、封筒に"御侍史(おんじし)"とあるのを"御待史(おんたいし)"だとばっかり思っていたのでアリマス
。



ドクターが笑って「"おんじし"ね
」

「えっ!"おんじし"・・・"サムライ(侍)なの?」
「そう
」

「"まつ(待)"じゃなくて
」

ということがありました。
「あんたの紹介状でええから」なんてことがなかったら、御侍史であろうと御待史であろうと、一生思い違いのままだったかもしれないと思いますね。なんか、自分でいうのも変ですが、今でも、あれはすごい会話だったような気がします。間違っててよう言うわ
なんですが、、別に恥を描いたわけではないような、ちょっとほろ苦い想い出です。やっぱり、「よう言うわ」かなあ


写真は"足ちゃん"の近影。シーネ(ギブス)が取れたら足ちゃんの回復も早くなったようです(上がっている方が"足ちゃん"です)。元深海魚みたいだった面影もありません。腫れもほとんどひいて、売れ残りの多肉植物かなーみたいな
。

話が戻りますが、O教授には表向きは紹介状、中は御礼の手紙を書いて、もちろん「御侍史」で、出来るだけ早く行くように知人に持たせました。すべて上手くいきました
やはり、このときもエックスだったんですね。
