
106 朝焼けの空
寒いかなと思っていたら今朝は案外それほどでもなくて、東の空が美しい朝焼けでした。冬至からひと月たつと、朝がずいぶんと早くなりましたね。
中央に左右に広がっているように見えるお山は"弥十郎が嶽"(715m)で、"弥十郎"っていうのは人の名前なんだそうです。調べてみたら、山窩(さんか)っていって狩猟をしたり採菜したりしていた人の名前だそうです。(山窩とは泥棒みたいな感じだったそうですよ
)

弥十郎が嶽の右手前に見えている秀麗なコニーデのお山さんが高城山。大きなお山さんにみえますが、近くにあるからで、459mです(登山マップをみています
)。

お友だちのご主人で、登山中に滑落し骨折した人がありました
。それが群馬だったかのお山で、救急車は入れずヘリコプターでいったん群馬の病院に入り、東京に単身赴任中だったので、結局東京で手術を受けたそうです。遭難した時に携帯電話は便利ですね。

私は、怪我をした時はスマホを持っていませんでした。家の近くだったので、普段から持たないことの方が多いのです。霜の降りた草に滑り、足が折れたのはすぐにわかりました。その時は、とにかく家に帰らないといけないと必死で、折れた足首を、片方の良い方の足に乗せて、人間ソリのようにして坂道を転がっておりてきました。そして近所の人が見つけてくれて、携帯電話ですぐに救急車を呼び、家に走っていって、出勤前のお姉ちゃん(娘)に連絡してくれました。時間もわからなかったので間に合ったのは奇跡のようでした。あと2分遅かったら出勤していたでしょう。 他の近所の人が椅子(土の仕事場の)を持ってきて、座らせてくれてブランケットで包んでもらいました。有り難かったです。パパが、みんなに「ありがとう
」「まりこさん助けてくれてすまんかったなあ
」と言っているようでした。


すると、携帯電話は便利だけど、四六時中片時も離さず持っていても、さあ!の時に間に合わないことだって、携帯電話があって助かったことと同じくらいあるのかも知れませんね。この世は塞翁が馬なんですね。
弥十郎さんのいた時代なんてもちろん、つい四半世紀前までは携帯電話は特殊だったはずですから
。

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