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鯉のもうひとつの雲

強烈な暑さですが、お店でお庭のことをしています。別に罰ゲームとかではありませんよ。「そんな暑いのにやめとき！」と言われますが、考えてしています。っていうか、ちょっと木を切っては、あとはほとんどデッキでやすんでいます。今日は大安吉日です、どんな小さな枝も大安にしか切りません。

 

それに、なんと、デッキにいるとそよ風が心地よいこと。

 

フランクとチェリーちゃんのかわいいお墓のあたりもすっきりしました。花梨の木と枝垂れ桜の木が並んでいて、いつもどちらか一本にしようかと思うものの、いつもどちらも切れなくてやっぱりこのままでいいか、みたいな。パパが「他にいっぱい植える場所あるのにこんな狭いとこに2本植えるから」っていっていました。「大きくなる計算して植えるもんや」とか。

 

思い出すと、お庭に関しては私の好きなようにしてきました。パパは「店を建てる」とか決めるだけで後のことはぜんぶ私に任せていましたね。私も、いっぱい用事があったけど、みんなぜんぶして、それからみせのことをして、ガラスに出会って、みんなぜんぶの他に店とガラスのことをしました。不思議に全部できて、不思議に今があります。有り難いです。

 

やがて、いつか、この店を続けることが出来なる日が来たら、たった一つ、フランクとチェリーちゃんのかわいいお墓だけを家の方に持って帰ろうと思っています。

 

その時に、何の木かわからないけど邪魔になるからと誰かが切ったらそれはそれでよし。ここに犬ちゃんとかのお墓とかあったっぽいねなんて優しい人がいたらいいしね。

 

左奥に緑の木が写っています。ちょっとわかりにくいですが、私の大切なメタセコイヤで、別な場所に植え替えようと思いながら、結局そのまま大きくなりました。

 

桔梗が一輪だけ咲いています。