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枝垂れ桜の伝説

陶芸家の富本憲吉さんの記念館(奈良県安堵町)を訪れた時に、お庭に大きな枝垂れ桜の木がありました。その枝垂れ桜を描いたお作品もたくさんあります。


もう三十年も四十年前のことで、記念館(としては)ももうなくなったようなことも大分前に聞いたような。

その富本憲吉さんのご生家の枝垂れ桜にあまりにも感激したので、集芸館のお庭にも植えました。なかなか大きくならなかったけど一番最初の数えるほどの花の時から枝垂れ桜の下でお花見をしています。

今では随分大きくなりましたが、フランクもいないしチェリーちゃんもいないし、パパもいなくなりました。

これから世間の桜が満開になって、花見で賑わうことでしょう。桜は数々あれど、富本憲吉さんのお庭の枝垂れ桜に感激して植えた桜はそうはないと思います。

それは、あの時代の陶芸や陶芸家たちの、近寄りがたい崇高さへのリスペクトそのものだからです。今のように芸術や芸術家が親しみ易い、身近な存在(芸能界もアスリートもそうですが)も大事ですが、

近寄りがたさ

って、凄いことなンですヨ。

ンなことを考えながら、雨が降るみたいですから、雨が通り過ぎたら、枝垂れ桜の花見をしようと思っています。

記念館におられた方ともしばらく交流がありました。パパの焼き物に対する姿勢が合っていたように感じました。

建物に入るところに小さな堀があって、工事中で仮の板の橋がありました。「工事中につき無風流をお詫びします」という張り紙があり、それにも感激したものです。
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