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ちいさなお葬式の日に


父方の叔父が亡くなり、母をつれてお葬式に行ってきました。家族だけの小さなお葬式でした。私はいつも、小さなお葬式が好きですが、なかなか田舎ではそういうわけにはいきません。最近では告別式の日に満中陰の品を渡したり、それも「5000円ですか?ではこれをもってお好きなのに引き換えてください」とかって券をもらうなんて、だわよ。「なんなん?」みたいな。式場のスタッフはヘッドホンやマイクつけてテレビスタッフ気取りだし、お葬式ってなんだろうみたいな素朴な疑問がわきます。

さて、叔父は、私の父にとても似ていて、わたしはよく間違えました。そのよく間違えていたころのお顔の遺影のそばで、50や60になったいとこが全員(わたしの弟はこれませんでしたが)初めてそろい、この歳で、というのがなかなかよいわと思いました。

遺影の話から、みんな、自分の時はどんな写真がよいかという話になり、わたしはこれが好きなんだけどなと見せると、従妹(一番上)が「若いんちゃうの?あかんわこんなん!」と言いました。若いったって7年前です。叔父様なんか30年も前の写真でした。若い?髪型かな?今死んだらこれでもいいかもでも90だと、やっぱりマズイかな。CGでなんでもできるみたいなので、白髪の盛り髪にしたりして。

でも、写真も大事だけど、一番にはお葬式の形ですね。本当に、心に残る、ありがとうといって送れるお葬式がよいわ。叔父のおかげで、今日は、何をどう言い残しておくか、はっきりと分かった日でした。

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