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落ち葉を燃やす煙

焚き火は、落ち着きます。随分と前ですが、広島から窯元の青年を訪ねてきた女の子がいました。確かに、当時はまだバブルの頃で、広島のデパートで個展を見て、話をして、それで「行こう!」とか思ったようでした。
 
さて、来たものの(窯元の)家もわからず、私のところへ寄って道をたずねたのでした。電話をしてあげると、その青年は留守で、それでも会って帰りたいと言い、野宿をするという彼女を泊めたことがあります。そもそも、その青年は結婚をしていたし、まあ、作品を見て心を掴まれたという純粋な『焼き物ファン』だったのは幸いでした。が、面白いことに女の子はアタシのことを「おかみさん」「おかみさん」と呼ぶので、広島ではそうなんだと思いましたが、慣れるのにちょっと時間がかかりました。
 
夜、アタシがゴミを燃やしていたらついてきて「焚き火はいいですね」といいました。『ゴミ燃やし』だったんですけどね、その時は。まあ、でも、火のそばで、いろいろ話をしました。翌日は窯元を訪ねて、青年からも礼を言ってもらいましたが、今思い出すと、若いっていいなあに尽きますね。
 
旅から帰った彼女からきた手紙には「星空の下で、おかみさんと焚き火をしたのが忘れられません」「わたしもおかみさんのような暮らしがしたい」とありました。2・3年して来た年賀状には、「結婚しておかみさんのように幸せに暮らしています」とありました。そのうち私の無沙汰で消息も途絶えてしまいましたが、焚き火をすると「おかみさぁん」と呼ばれたことを思い出します。
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