風がふいて


先月、かかりつけのクリニックで、先生の机の上に、故荒木高子さんのテストピース(写真)があるのに気がつきました。すると、先生がとても嬉しそうに「バイブル(聖書)の作品があるよ」と言われました。彼女がそのクリニックに入院していたことがあったんだそうです。
 
テストピースは長い間ずーっと先生の机の上にあったそうですが、多分ですが、気がついたのはごく僅かか、もしかしたら私が初めてだったかもです。実際私も一年前からそのクリニックにかかっていて、初めて気がつきました。
 
今回、パパのことでは、本当に不思議な不思議なことが(振り返ればですが)たくさんありました。この世に生まれてきたのもこの世を去るのも、私たちの目には見えない力なのだと思いますが、高子さんの石のこともそうだと思います。パパも4年前に同じクリニックに入院したことがあります。お風邪だと思っていたら「肺炎で入院させられて、それも10日も(注・パパがそう言いましたのです)」
 
さて、今回、先生は診察中でしたが、私を院長室に連れて上がり、高子さんのバイブルを見せてくれました。高子さんのことを知っている者が(ついに)来て、嬉しかったのだと思います。風が吹いてページがめくれているような、素晴らしい作品でした。先生は「ほんとは下(1Fのロビー)に置いたらいいんやけどね・・(それはしたくないというニュアンス)」と言われました。そうですよ。様々な人に見てもらう作品もありますが、そうでない作品もあるのです。
 
風がふいたような作品でした。素晴らしかったです。人生も一生も、そういうものなのかも知れない。世界の一流の美術館でしか見られないものにこんなふうにフツーに会えて、感動しました。
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