

写真上の大きな「栗」は、下の娘(38)が6歳の時に作りました。下の写真の「家とお庭」は上の娘(41)が作りました。よくパパの仕事場で遊んでいたので、いつの間にか作っていたのを、いつの間にかパパが焼いてくれました。栗はクリの色に、お屋根はお屋根のように釉薬を掛けてくれています。パパは「焼き物屋さん」でした。
毎冬に、阪神間から小学生が焼き物に来て、各窯元が受け入れていました。その子供たちの作ったものも、パパは丁寧に焼き上げていました。中にはポロンと取れたり、わけがわからないものもありましたが、パパはとても困りながら、でも時には作り直したりしていました。子供たちの『夢』だからです。
最近は「焼き物屋さん」ではなくて「陶芸家」なんですよね。それはそれでいいんですが、町の産業だから、この町の子どもたちは、一学年に一回は土の作品を作ります。この頃、保育園や幼稚園で作ったお皿が、ヒドいので可哀想になります。いろいろあるので、写真はあげませんが、素人が見ても「え?」って引いてしまいます。立派な陶芸家の芸術的な釉薬なのでしょうが、小さなこどもの作ったものにそれはないやろ
と思うものばかりです。パパが生きていたら、「こどもにしたら夢なんやから
可哀想に」と嘆くことでしょう。


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